メンテナンス

●もし,全く温まらなかったら,火口の寿命です。販売店でPEACOCK火口を買ってください。

●ハクキンカイロは,大正時代のモデルでも,ほとんどが現行のPEACOCK火口を使用できます。(一部、専用特殊火口を使うモデルもあります。心配なときはこちら)
●タンクのクチに赤いひも(点火芯といいます)がついている機種に最新のPEACOCK火口をつけるときは,ひもは不要なので引き抜いてください。
●旧型のごく一部のモデルでは,PEACOCK火口を横から少しつぶさないとブカブカで着かないことがあります。→写真

●専用火口を使うこはる,BM,PEACOCK #G,PEACOCK #Dの4機種をお使いで、PEACOCK火口しか入手できなかったときは,PEACOCK火口を分解して,火口のスポンジ状の部分を古い火口のスポンジ部と交換して使ってみてください。この際,スポンジ部を手で触らないでください(機能が低下します)

●あまり暖まらない,すぐ燃料切れになる,というトラブルは,たいてい,燃料の不適合です。ちゃんとしたカイロ用ベンジンに変えてみてください。
●カイロに誤った燃料を入れてしまった場合,フタと火口をとり,クチを外に向けて野外で何度も振り,中身を出してください。乾くか、正しい燃料を入れれば,また使えます。どうしてもだめなときは水に落としたときと同じ方法を。

●洗濯したり水に落としたときは,十分に乾かしてください。洗剤を使ってしまった場合、本体内部の綿は水で洗剤を洗い流してから乾かしてください。乾かして再点火してもだめなら,火口がだめになっています。濡らすとたいていだめになります。換火口を買ってください。それでもだめならピンセットで綿を取り出して水だけで十分に洗って乾かして再び入れてください。または綿を交換します。何をやってもだめだったらハクキンカイロで有償修理・点検をしてくれます。

●袋がない場合,靴下や軍手,ぐるぐる巻きにしたタオル等で代用できます。

●中綿交換法:ハクキンカイロ純正換綿もありますが,市販の脱脂綿で代用できます。まずピンセットで綿がなるべく崩れないように抜き取ります。綿は内部で左,中央,右の3つの部分に分かれています。次に,ほぼ同量(約4.5g)の脱脂綿を入れます。中央の綿には型崩れ防止用に厚紙でホッチキス止めしてありますが,応急時はなくても平気です。ただし,綿の位置がずれやすくなります。
綿交換後,ベンジンを最大容量入れ,逆にして搾ってベンジンが出てきたら綿が多すぎか少なすぎです。また、フチぎりぎりまで綿を入れると点火不良になります。低すぎてもだめです。綿の高さは最初と同じくらい(タンクのクチの首の下あたり)にします。

●ベンジンカップがない場合,角型500mlペットボトル(サントリー烏龍茶など)を加工して代用します。ボトルのクチを残して切り,キャップをしっかり閉め,横にPEACOCK火口を立てて置き,火口と同じ高さまで燃料を入れると12mlです。写真はこちら
2007年以降,ボトルの形状が製品により大きく変えられているので,この方法では対処できないボトルが増えたかもしれません。
リポビタンDの容器も使えます。「使用期限」の行までで約12ml,「電話03-3985…」の行までが約25mlです。
マンナンライフの蒟蒻畑のカップ22mlも使えます。
ただしどれも石油用の容器ではないので,非常時の計量以外には使わないでください。

●発泡スチロールカッター(100円ショップダイソーや太洋電機産業製)を使うと、BM以外の機種はほぼすべて電池点火できます。

メニューに戻る