ハクキンカイロPEACOCK

※2006年9月1日発表、同月発売


ハクキンカイロ3Rのマイナーチェンジです。
箱が変わったことと、ペットボトル再生フリース袋が巾着袋に変わった以外には、大きな差はありません。
発売元が「株式会社ハクキン」から「ハクキンカイロ株式会社」に戻りました。
社名変更は2007年5月のようです。

フタの刻印が「PEACOCK」になって、従来のPEACOCK#Sと区別ができなくなりました。(笑)
なお、海外向け製品や、大昔の国内向け製品にも「PEACOCK」ロゴのあるものがあります。
刻印だけで判断しないでください。

左から順に、旧機種のハクキンカイロ3R 、ハクキンカイロPEACOCK、ハクキンカイロPEACOCK PLATINUMのパッケージです。
3R時代は、フックにひっかけるための穴があいていたのですが、廃止されました。でも、ハクキンカイロを平積みしてくれる小売店があるのか勝手に心配です。
穴をなくしたのは、あるいは、わりと重量のある製品なので、重さで穴の部分が切れて落ちたりしたのかもしれません。
フック部分も箱になったことで、箱の中はだいぶ余裕ができました。
パッケージには「ハクキン懐炉」とありますが、製品名のほうは「カイロ」でいいようです。
「カイロの王様」というキャッチコピーは、1960年代から1980年代ごろに実際に使われていましたが、このおっさんマーク(ハクキンカイロでは、笑顔マークと呼んでいますが)は、今までは広告かベンジンのパッケージのみに使われていて、製品パッケージでは実に80年ぶり(?)の本格デビューになります。


製品の中身です。なお、左の青い定規は、大きさの比較用で、パッケージには入っていません。念のため。説明書は、PEACOCK #S用のものに似ていますがいくらか変えてあります。特筆すべきなのは、消耗品の入手方法が書かれなくなったことです。火口が消耗したら、火口を変えろとは書いてありますが。
もっとも、注文書まで入っていた今までの3R説明書みたいののほうが実はハクキンカイロの歴史では例外です。(こういうことを書くと何故かとたんに過剰反応する人がいるので念のために書いておきます)
袋は、1980年代のものに柄がちょっと似ていますが、手触りが違うので材質は違う(別珍ではない)ようです。
説明書と袋の下にある透明の袋に、本体(タンクとフタ)が入っていました。3R時代はこういう袋はなかったのですが、それ以前の点火芯付Aとかはずっとそうだったので、先祖返りしたのかもしれません。
3R時代は、タンクの裏に、やれ説明書を読んでから使えだのなんだのと長々と能書きが書いてあるシールがありましたが、これも廃止されました。これもやっぱり先祖返り?


2006年出荷の新換火口のパッケージです。右はプラチナム火口です。パッケージは以前のもののままで、「PEACOCK対応」というシールが張ってあります。裏面の社名と住所、電話番号も、シールで訂正されています。静かに、説明書が廃止になりました。今までの、ハクキンカイロの使い方が全部分かる懇切丁寧な説明書、実はちょっと好きだったんですが残念です。


そしてこれが、ほんのちょっとだけ変わった火口です。上が従来の3R火口、下が新PEACOCK換火口です。刻印が違うのはもちろんですが、よくよくよくよく見ると、出っ張り(空気穴)がなくなっています。
もっとも、このロット変更は、ハクキンカイロPEACOCKになる前の、2005年末ごろから始まっていました。


と、このように、小さなロット変更に近いモデルチェンジでした。


そしてこちらが、2007年9月から出荷され始めた、新パッケージの換火口です。

PEACOCKロゴはありますが、何故かBURNERの文字はありません。さすがにパッケージは海外輸出向けとは別のようです。
ちなみに、下段のPEACOCK換火口の刻印は「PEACOCK」でしたが、上段のプラチナム換火口の刻印はまだ「HAKUKIN」でした。よっぽどいっぱい作っちゃったんでしょうか.....
上で紹介している、側面の通気孔も、プラチナム火口のほうだけはまだついています。
説明書はどちらにもついていません。カイロ本体の説明書を見ろと書いてあります。
対応機種が何故か「3R」「PEACOCK」としか書いてありません。が、もちろん、点火芯付Aでも使えます。


そしてこちらが、2007年のハクキンカイロのカタログです。右は価格表で、全製品のバーコードがついています。
カタログの大きさは、A3を縦に4つに折った形です。つまり、全8ページになります。価格表はペラ1枚片面刷りです。
カタログと価格表では、こはるとBMは既に存在していないことになっています。もちろん、こはる用BM用換えパーツ類(火口、袋、カップ)も載っていません。
本当に自社通販でしか扱わなくなっているようです。
価格表では、PEACOCK火口、プラチナム火口はちゃんと点火芯付カイロ対応になってますので安心してください(何がだ?)
自社通販では品切れ中の取換綿も、しっかりラインナップに載っていますが、点火芯付カイロは非対応になっているので、新ロットに切り替わるようです。恐らく、点火芯をなくしたロットになるんじゃないかと勝手に予想します。(追記)その後、出荷開始された新しい換綿は、本当に点火芯がなくなっていました。


表紙と裏表紙。海外向けにも全く同じカタログを使っているらしく、社名、住所などは日本語英語双方で表記があります。

中身その1

左に日本語での説明が、右に英語での説明があります。見えませんが、写真のカイロのロゴはもちろん、PEACOCKです。

中身その2

開いたところ。これまた、左2ページが日本語、右2ページが英語です。よく見ると日本語での機種はPEACOCKとプラチナム、英語ではPEACOCK(#S)とGIANT(#G)です。


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