マルカイ HANDY WARMER mini

Zippoハンディウォーマーの発売元、マルカイコーポレーションが2005年に発売したハンディウォーマーです。Zippoブランドのものと同じく、Zippoオイルを使うベンジン式カイロです。
定価3780円。燃料12.5ml(付属カップ1杯)で24時間持ちます。燃料を半分しか使わないわけですが、当然発熱量も半分になっているんでしょう。大きさも少々小さめです。

換え火口(バーナーと表記)は専用品で、いずれマルカイから交換用部品として供給される予定だそうです。(追記。2006年秋くらいから販売されていましたが既に終売です)

Zippoブランドではないのですが、パッケージの裏に、うちはZIPPOライターの正規輸入代理店だとかわざわざ断り書きがついています。表にもよくよく見るとZippo Fuelという文字があるにはあります。
パッケージの形状は、Zippoハンディウォーマーと全く同じです。左に燃料が、右にウォーマー本体があるところまで同じですが、このマルカイブランドのほうは、オイルのZippoロゴをわざと紙で隠しています。左下の小さな窓からここにオイルが入っているというのが分かる人には分かります。
この小文字の「j」マークがマルカイのブランドで、同じブランドロゴをつけたグッズが何点かあるようです。ブランド名はいちおう「jun.collection」ってことになってます。
Zippoハンディウォーマーと同じ会社から出ているのにブランド名が別だしオイルのロゴをわざと隠していたりするのはきっとオトナの事情なのでしょうがどういう理由なのかは不明です。

マルカイの商品紹介サイトはこちら


左がハンディウォーマー・ミニ、右がZippoハンディウォーマーのパッケージです。


パッケージの中身です。
注油カップはZippo2005のものと同じです。
袋はクリップがついていてつくりはちょっと凝っています。材質は不明です。
ちなみに本体は真鍮ニッケルめっきです。


火口(バーナー)です。左がZippo2005,右がマルカイのminiです。切り欠きなどが微妙に違うほかは、形状は同じですので、互いの互いのバーナーを差しかえることはできます。ただし、触媒部分のつくりがかなり違います。具体的には、マルカイのものは白っぽい綿状のガラス繊維の上に、黒っぽいものが敷いてあるような感じです。右のバーナーの写真をよくよく見ると、下のほうは真っ白で、一番上だけが黒いのが微妙に分かると思います。
なお、マルカイのものは、表に「05」の年号表示が、裏にブランドマークの「j」の文字があります。

バーナーを裏から見ると違いは歴然としています。左がZippo2005、右がマルカイです。
触媒部の色だけでなく、通気用の穴の大きさまで違い、明らかに別々に再設計されていることがわかります。
そんなわけで、形状は互換性がありますが、Zippo Handy Warmerやハクキンカイロと火口(バーナー)を使い回すのはやめたほうがよいかもしれません。


2006年に発売になった、マルカイHANDY WARMER mini用バーナーです(写真の一番左)。


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