ハクキンカイロmini

※2014年に、全く同じ名称の「ハクキンカイロmini」が再度発売されましたが、この機種とはいろいろと異なる機種です。このページで紹介するminiは、恐らく1960年〜70年代に販売されていたものです。

(追記)2022年末、ハクキンカイロ株式会社公式サイトで、1968年発売である旨の告知がありました。

当サイトでは区別するため、このページで紹介するハクキンカイロminiを 旧ハクキンカイロmini 1968年モデルまたは1997年以前モデルと、21世紀になってから発売されたハクキンカイロminiを、 新ハクキンカイロmini 2014年モデルと呼びます。

現在のBMとほぼ同じ大きさの、少々小さいモデルです。工夫すればPEACOCK火口が使えます。詳細はこちら。PEACOCK用カップが使えます。袋はだめになった場合、BM用で代用できます。カップ1杯半(18ml)で18時間保温モデルです。

社名の英語表記が古い「HAKKIN WARMERS CO., LTD.」で、日本語表記が「ハクキンカイロ株式会社」時代の製品です。「Aのミニタイプ」と書いてあるので、点火芯付Aが出る前に発売された機種のようです。大きさはBMとほぼ同じでした。火口はA火口(点火芯付A火口ではない)がついています。現在は販売されていないモデルです。


左から、mini、3R、コンパクト(後期点火芯付き)です。


ベンジンカップです。左から3R用(PEACOCK用)、mini用、コンパクト用です。下の90度ひねる部分の大きさや形が微妙に違うのが分かります。また、mini用とコンパクト用にはラインが1本しかありません。容量はどの機種も全く同じで約12.5mlでした。なお、miniは1杯半で20時間保温です。計算すると、約19mlで20時間保温ということになります。っていうか1杯半なら半分のとこに印つけとけばよかったのに(笑)。

どの時代まで販売されていたものかは不明です。1997年にハクキンカイロ3Rが発売された際に、それ以前から販売されていたハクキンカイロA青函等のA火口使用機種が同時に廃盤になっているので、恐らくそのときまでには廃盤になっていたものと思われます。

「ハクキンカイロmini」は、1968年に商標登録出願され、1978年に登録されています。


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