用語編(つくりかけ)

ここでは、ハクキンカイロに関する用語を紹介します。
用語が分からず、当サイトで便宜的につけた用語は、[当]と印をつけています。それ以外はハクキンの公式な用語です。

3R(すりーあーる):ハクキンの現行のスタンダードモデルです。
3Rプラチナム:3Rの電池着火タイプのモデル名です。
3Rマーク:[当]:二重丸3つをさらにリングでつなげたマークを当サイトではこう呼んでいます。使われ方が謎のマークで、3R以外の商品(こはるなど)の箱にもついていたりします。以前はサイトのトップページにある「白」「金」マークがこの3Rマークにさし変わっていた時代もありました。
A火口(えーすひぐち):ハクキンカイロA(青函)についていた火口です。単体でも売ってました。ハクキンでは青火口とも呼んでいます。
BM:モデル名です。何でBMなんだかさっぱり分かりませんが、「B型、マッチ付き」「#Bみたいでマッチ付き」「ブラックモデルの略」などと、使用者が勝手に由来を考えて遊んでいます。
HAKKIN WARMERS CO.,LTD.:ハクキンの社名表示です。日本国内は「HAKUKIN」ですが、海外向けは何故か未だにHAKKINのままです。
mini:かつて出ていた、ちょっと小さいモデルです(終売)。現行のBMとほぼ同じ大きさです。
OEM:相手先に製品を供給することや、供給モデルのことをいいます。具体的には、A社が製造して、A社の名前は出さずに、B社の名で売ることをいいます。特にカイロの世界だけの言葉ではありません。ハクキンカイロの場合、ハクキンが作って、別の会社が売っている、という場合が当てはまります。一番分かりやすいのは、ポケット暖があります。下請けのイメージが強いですが、販売会社に生産能力がないにもかかわらず、どうしても商品のラインナップ上揃えなければならない場合に技術力のある会社に頼んで作ってもらうこともあるので、下請けと混同しちゃうと大変です。
PEACOCK(ぴーこっく):ハクキンの海外向けブランド名です。意味は「孔雀」です。
#G:海外向けの大きなモデルです。火口も大きいです。(終売)火口はまだ売ってます。
#D:海外向けのモデルです。分厚いモデルです。
#S:海外向けのスタンダードモデルです。日本では3Rに相当しますがちょっと仕様が違います。
#B:海外向けのちょっと小さなモデルです。だいたい大きさはBMと同じです。


あ行

青火口 → A火口
赤函:ハクキンでは、ハクキンカイロA(青函)が出るまでのスタンダードモデル全部をひっくるめてこう呼んでいるようです。由来は箱の色が赤かったからだそうです。なお、ハクキンは、創業以来相当長いこと、箱はずっと赤かったようです。当サイトでは、角形の次のモデルのみを赤函と呼んでいます。
青函:正式名称は「ハクキンカイロA」です。かつてのスタンダードモデルです。新開発(当時)のA火口がついています。それ以前のスタンダードモデルだった赤函や、のちのスタンダードモデルのハクキンカイロ点火芯付Aと区別するために、ハクキン社内では青函と呼んでいます。由来は箱(パッケージ)が青かったからだそうです。
アンプルベンジン:かつて作られていた1回使い切りの燃料パッケージです。25ml入りのチューブでした。
イワタニリゾート:カセットガスで有名な岩谷産業の系列企業です。ハクキンカイロに特製の袋をつけた、「ポケット暖」という製品を売っていましたが、2002年春に撤退しました。
ウエアハウスカンパニー:外側に布を巻きつけたハクキンカイロを売っている業者です。
笑顔マーク:ハクキンベンジンについている謎のおっさんマークの公式名です。ただ、おっさんマークといったほうがしっくりきます。このおっさん、戦前からいるのですが、一体何者なのか不明です。
エッキス:ハクキンベンジンの東日本向けの販売元だった会社です。(過去形)
おっさんマーク:→笑顔マーク

か行

角形:戦前のスタンダードモデルです。大きさなどは現在の3Rとほぼ同じです。
角小形:戦前の女性向けの少し小さなモデルです。大きさはたぶんBMくらいだったんじゃないかと推測されます。
北野新:ハクキンベンジンの西日本向けの販売元だった会社です。会社は今もありますが、ハクキンとの縁は切れたようです。
孔雀(くじゃく):ハクキンカイロのフタの模様です。ハクキンのマークにもなっています。赤地に「白」「金」のマークの地の部分が実は孔雀になってます。
小判型:ハクキンのファーストモデルです。大正時代、5円もして高かったようです。何度かモデルチェンジをして、昭和14年ごろまでは売られたようです。末期は角形と併売してたようです。
こはる:モデル名です。小さいのが特徴です。

さ行

ジッポーオイル:アメリカのライター会社ジッポー社(Zippo)のオイルライター用燃料です。ハクキンカイロの燃料にも使えます。
ジャパンエナジー:ハクキンベンジンの製造元です。昔は日本鉱業という会社名でした。

た行

タンク:綿が入っていて、燃料のベンジンをためておくところです。本体という言い方も間違いではなさそうですが、フタまで含めていっているのかわからないことがあるのでタンクと呼んだほうがいいでしょう。
点火芯:カイロ本体や火口についているひものことです。昔のモデルはここに火をつけて間接的に触媒を暖めるようになっていました。
点火芯付A:ハクキンのかつてのスタンダードモデルです。1機種としては最も長い期間売られていた(1971〜1997)モデルでもあります。(若干のマイナーチェンジはしています)

な行

ナフサ:粗製ガソリンのことですが、最近の日本のナフサは粗製ではなくずいぶん不純物を取り除いてあるようです。カイロ用ベンジンの材料にもなります。
日本鉱業:→ジャパンエナジー

は行

バーナー:火口のことです。
ハクキンカイロA(はくきんかいろえーす):当サイトではA型ともいっています。1960年代のスタンダードモデルです。のちに出たハクキンカイロ点火芯付Aと区別するために、青函とも呼ばれます。
ハクキンベンジン:ハクキンカイロ用純正燃料です。500ml入りのプラスチックボトル入りですが、恐らく初期はガラス瓶入りでした。最初の指定燃料は「局方ベンヂン」だったのですが、恐らく1950年代からこのハクキンベンジンになりました。最初期から日本鉱業が製造していた模様です。かつては販売元はハクキンではなく、東日本ではエッキス、西日本では北野新という会社が行っていました。これらの会社は笑顔マークのベンジンを売るかわりに、ハクキンに商標使用料を払っていました。現在はベンジンもハクキンが発売元になっています。
白金(はっきん):ハクキンカイロの触媒に使われる物質です。要はプラチナです。大変に高い金属で、近年、排気ガス処理装置などにも使われるようになって高騰している模様です。
火口(ひぐち):ハクキンカイロの触媒部分です。長期間使うとだめになるので交換が必要です。現在のものは、ガラスマットに白金が吹き付けてあります。大昔のものは石綿に白金でした。モデルによって形が若干違います。電池点火タイプの3R火口もあります。ちなみに、「ひぐち」と読むのが正解です。海外向け火口のパッケージには「Burner」(バーナー)と書いてあります。
袋:カイロの袋です。これがないと、熱くなりすぎたり立ち消えしたりします。素材は思ったよりさまざまで、絹とかでできたモデルもかつてはあったようです。
フタ:カイロのフタです。穴があいていて、火口で燃焼した排気(二酸化炭素と水蒸気)がここから出ていきます。
フリース:現在のモデルの袋に使われている素材です。ハクキンカイロの袋にはペットボトル再生素材が使われているそうです。
プラチナ:→白金
プラチナム:ハクキンのブランド名です。使用開始は意外に古くて戦前です。現在では、電池着火モデルの「ハクキンカイロ3Rプラチナム」に使っています。プラチナウォーターとかいうミネラルウォーターの名にも使っていましたが、いつの間にかこの商品はなくなっちゃいました。
別珍袋(べっちんぶくろ):昔のハクキンカイロについていた、布製でひもがついてる袋のような袋のことをいいます。別珍は袋の素材の「ベルベティー」を音訳したもので、漢字には何の意味もありません。素材としては綿らしいのですが、織り方とかに特徴があるようです。
本体:タンクのこと。また、タンク、火口、フタの3つを合わせていうこともあります。
ベンジン:ハクキンカイロの燃料です。成分は要するにガソリンです。ただし、自動車用ガソリンには、自動車用の添加剤が混ぜられているのでカイロには使わないでください。染み抜きベンジンも洗剤が混ぜられていることがあるのでやっぱりカイロには使わないこと。
ベンゼン:猛毒物質です。カイロ燃料と名前が似ていて間違えやすいのですが、絶対に使わないこと。
ベンジンカップ:カイロの燃料をはかってカイロに入れるための容器です。名前は時代やモデルによって「定量器」「燃料カップ」「ベンジンカップ」「注油カップ」などと呼ばれ、現在の説明書でも統一はされていません。ただ、単体販売品の名はベンジンカップなので当サイトでもそうしておきます。
ポケット暖:イワタニリゾートから販売されていたハクキンカイロのOEMモデルです。
ポケットベンジン:125ml入りのハクキンベンジンです。薄くて持ち運びに便利でした。東日本と西日本で形が違います。
ホワイトガソリン:ガソリンの1種です。機械の洗浄や、登山用の石油コンロの燃料にもなります。ハクキンカイロにも使えます。

ま行

や行

矢満登商会(やまとしょうかい):ハクキンのかつての商号です。創業時から戦後「ハクキンカイロ株式会社」に商号変更するまで、ずっとこの屋号でした。ちなみに最初期は法人登録はされず、創業社長の個人商店扱いだったそうです。屋号は縁起のいい「矢」「満」「登」の3つを使い、やまとと読ませるなど、ずいぶん縁起担ぎの好きな創業者だったようです。

ら行

リーベル:東レの開発した素材らしいです。これを使った純正カイロ袋がかつて売られていました。

わ行


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