※このページで紹介しているモデルは2010年出荷モデルです。形状を見れば分かるとおり、ハクキンカイロとは全く異なる別製品です。もちろん、製造元はハクキンカイロではありません。Zippo
Handy Warmerはハクキンカイロが作っている、とか、ハクキンカイロのOEM、などという情報が現在も流れていますが、2024年現在、国内・国外で販売されているZippo
Hand Warmerは、ハクキンカイロとはパーツも使用方法も異なる全く別の製品です。
2009年モデルが出てまだ1年も経たないというのに、しかも、Zippo本社のある北半球はこれから春だというのに、突如、Zippo Hand Warmerの新モデルが出ました。型番は40182です。ただしzippo.co.ukでは40282になっています。イギリス版は何かが違うのかもしれません。2010年4月に閲覧したZippイギリスのサイトの2010年新モデル紹介ページでニュース扱いで出ていたので、今年になってから出たのは多分間違いないと思います。写真はアメリカ版です。
2009年までのモデルといろいろなところがいろいろ大きく違います。
今まではカップ2杯で24時間保温でしたが、今度は1杯で12時間保温で、2杯入れた場合の表記は特にありません。
カップの形状は違いますが容量はほぼ同じのようです。
袋も違います。Zippoロゴは消え、巾着袋になりました。
そして、火口の形状が全く違います。
産地の表示も全く違います。台湾製になりました。
2004年くらいの日本向けモデルとの比較です。(日本向けにつけたバーナーは2009年購入)
大きさはほぼ同じです。フタは相互に互換性がありました。
火口(バーナー)ですが、2010年モデルのほうが大きくて、2009年までのモデルにはブカブカです。逆に2009年までのバーナーを2010年モデルにつけるときつきつです。相当無理するか、バーナーを思いっきりペンチでつぶしたりすればつかないことはないだろうという程度で、火口の形状に互換性があるとはちょっと明言できない程度に別物です。いずれにしても設計から別物のようなので、バーナーを互いに使い回すことはサイト作者はおすすめしません。
タンクのクチの部分です。そもそも設計からして全然別物になっているということが分かります。ってこれ、綿交換できない.....
はっきり言って、Zippo本社が何故このタイミングでこの製品を出してきたのか全然理解ができません。バーナーも互換ありと主張するには設計がかなり違いそうです。日本で1,2年前に出回っていたZippoでないベンジン式カイロと形状が非常によく似ています。その製品のタンクのクチが同じような格子が入っていて、やっぱり綿交換できないっぽいなあと思ったので覚えています。が、関連は分かりません。その製品の紹介はこちら。
追記
この機種は、使用方法も2009年までのモデルや日本モデルとかなり違います。説明書の「For first time use」という部分をよく読んでから使用してください。
本国では製品の出荷から少しして、専用バーナーの供給も始まりました。入手はしていたのですがサイトで紹介するのを忘れていたので紹介します。
裏