3Rプラチナム


ハクキンカイロの最高級モデルです。2006年にマイナーチェンジし、ハクキンカイロPEACOCK PLATINUMと製品名が変わりましたので、そちらのページもごらんください。ただし、パッケージと袋以外は製品はほぼ同じものです。
マッチやライターを使わず、電池で着火するモデルです。そのほかは3Rと何もかもが同じです。ベンジン25mlで24時間保温というのも同じです。3Rに3Rプラチナム火口セットを買えば、3Rプラチナムと全く同等の製品になりますし、その逆もできました。(プラチナム火口とプラチナム火口セットは既に終売)

写真は、2004年出荷のロットです。3Rと異なり、基本的に「ハクキン」ロゴのものは存在しませんでした。ただ、2004年〜2005年頃に出荷されたものには、「ハクキン」ロゴのものも若干あります。

3Rのページをごらんになれば分かるとおり、3Rはかなりロット変更が多いので、3Rプラチナムにも同様に、孔雀の胴体部分が穴になっているものや、「PEACOCK」ロゴのものも存在します。

このほか、2000年の発売開始直後のみに出荷された初期ロット品が存在し、それだけは本体が4色ありました。(フューシャピンクの写真を載せてあります)ただし、この最初期型は本当に1回しか出荷されず、ほとんど出回りませんでした。回収になったという噂話もありますが、少なくともハクキンカイロのサイトでは回収中という表記は見たことがありません。色の内訳は「プラチナム」「フューシャピンク」「フォレストグリーン」「ロイヤルゴールド」の4つですが、継続して出荷されたのは「プラチナム」のみです。
そんなわけで、伝説の残る、謎の多いモデルです。何故プラチナム以外の色は再生産されなかったのかも謎です。再出荷されたときには定価が下がっていたという説もありますが、詳細は不明です。


パッケージの中身です。

製品のロゴの裏には「MADE IN JAPAN」の刻印もあります。
袋が黒っぽく、ラベルが赤くて「PLATINUM」と入っているのがこのモデルの特徴です。
そのほかは、点火器(袋と説明書の間にあるもの)がついている以外は中身も3Rとほぼ同じです。
本体の特徴は、火口の端に、乾電池を接触させる部分(赤いでっぱりの部分)があるのが特徴です。
3Rと同じく、フタには点火チェック用のインジケーターもついています。(2004年末ごろに廃止されました)
なお、乾電池は別売りです。


点火の様子です。このように、電池を入れた点火器を、火口の端の赤い部分に接触させ、約4秒間押し込みます。すると、火口の真ん中あたり(矢印部分)にある電熱線が加熱され、点火するというしくみです。
点火器が壊れたり紛失した場合も、単三電池があれば点火できます。工夫編をごらんください。
電熱線が熱せられて赤くなるのを待っている人がいらっしゃいますが、そうなる前に点火は完了しています。長く押しつけても電熱線の損傷が早まるだけですのでやめましょう。サイト作者の経験では、ほぼ2秒以内で点火できます。

3Rプラチナム、PEACOCK PLATINUM等、電池着火式モデルでジッポーオイル等ライター用オイルを使うと点火できないことがあるという情報があります。その場合、燃料にカイロ用ベンジンやホワイトガソリンを少量混ぜるとよいようです。

なお、この3Rプラチナム火口はやろうと思えばマッチ・ライター点火できますが、電熱線が損傷して以後電池着火できなくなる可能性があります。非常時以外はやらないほうがよいでしょう。
逆にいうと、3Rプラチナム火口が点火できなくなった場合、ひょっとすると電熱線が切れただけで触媒部分は損傷していないかもしれません。その場合、逆にマッチ・ライター点火モデルにして使い続けることができます。


点火の際に煤が出ないので、理論的には火口が最も長持ちするはずのモデルです。電池なんか持ち歩くのはうざったい、という人が多いのですが、お子様、老人には便利なモデルです。


とりあえず、「本当に存在した」という証拠の(?)プラチナムフューシャピンクです。袋が通常版と異なります。ピンクなのは外側だけで、内側は着色されていません。ただし、点火器をつける部分はしっかりピンクになっていたようです。画像はdc171氏に提供していただきました。
※フタの表の刻印は「HAKUKIN」、裏は「MADE IN JAPAN」です。


こちらはフォレストグリーンのパッケージです。
パッケージは通常のプラチナムと同じだったことが分かります。(バーコードは違っていました)
フリース袋がピンクのものと違って緑色です。(通常の3R用のものともまた違う色です)
ピンクと違い、火口の電池接触部分は緑色ではなく、通常のプラチナムと同じ赤でした。


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