代替ベンジンカップ


ベンジンカップの代替品としては、一例を挙げると、ペットボトルのふたふちきりでだいたい5ml,マンナンライフの蒟蒻畑のカップが22mlなどがあります。仕出し弁当などについている、小さな赤いフタ付きのソース入れ(タレビン)も使えます。容器の容量は、台所用計量スプーンに水を入れて容器に移して計ると分かります。

このほかのベンジンカップの代わりになるようなものを探してみました。
特に出先でいきなり燃料切れになってしまい、何とかZippoオイルは調達できたけれどベンジンカップは何ともならないみたいな状況でご利用ください。もっともそんな状況なのにこのサイトを見られる人が少ないと思いますが。

一番使いやすいのは、ほかのページでも紹介している、この、100円ショップダイソーの化粧水入れ「化粧S-詰替容器-65」です。図のように縦に1cmずつ目盛りをつけると、ちょうど3mlごとの目盛りになります。パッケージに書いてある容量は15mlですが、ふちきりいっぱいまで入れるとちょうど18mlなので、BM用カップとしても大変便利です。またフタもつくので携帯用にもなるというこれまた大変に便利なグッズです。ただし、揮発性の燃料を保存するための容器ではありませんので、容器に入れておく時間は数日程度にとどめ、極端に温度の変わる環境には置かないようがよいでしょう。
この、「化粧S-詰替容器-65」を置いてるダイソーは何故か少ないのですが、似たような化粧水ボトルはダイソーには何種類かあって、ほとんどに容量が記載されているので使えると思います。

この、「化粧S-詰替容器-65」ですが、その後終売になったようで、ダイソーでは全く見かけなくなりました。また、似たような使い方をして事故でも起きたのか、似たような容器の注意書きに、シンナー不可とか揮発性成分不可などと書かれることが多くなってきました。

そこで、模型店などで売っている塗料用のボトル(製品名は 保存容器 筆付きビン)を使用することにしました。
元々塗料などを小分けするための容器なので、数日間程度ならばベンジンを入れておいても大丈夫そうです。
筆は取り外すことができます。容量は30mL、50mL、100mLのものがあります。写真は30mLのものです。


ほかのものも探してみました。リポビタンDの容器です。

「使用期限」と書いてあるあたりが12.5mlです。バーコードの部分だと、「4」より少し上あたりです。
「電話03-3985....」の行あたりが25mlです。バーコードだと、「73」と「06」の間あたりです。

※リポビタンDが出てくるなら、当然、あの例のドリンクの瓶も、とお思いになる方はきっといると思いますし、あの例のドリンクのメーカーの社員の方もきっと期待しているだろう、と思います。が、サイト作者が試したところ、何故かあのドリンクのラベルは1本1本のラベルの高さが微妙に違い、薬品の量を量るにはあまり適していませんでした。できれば、リポビタンD以上に手に入りやすいあのドリンクの瓶でもやってみたかったんですが.....

リポビタンDも手に入らないという場合の最終手段です。500mlの角型ペットボトルのクチの部分を切って逆さにして使います。キャップをきっちりと閉め、横に火口を立て、火口の高さまでベンジンを入れると、だいたい12mlになります。ボトルの首の白いラインから液面までは1.0cm程度です。火口の高さはPEACOCK火口、3R火口、BM火口、こはる火口、点火芯付A火口ともに同一なので、ほぼどの機種でもこの方法が使えます。#G、#Dをご利用の方はものさしなどで計ってください。

写真のボトルはサントリー烏龍茶のものを使いました。ベンジンを入れると色が分からなかったので醤油でやってます。
コカ・コーラ、サントリーなっちゃん手摘みオレンジ、サントリー伊右衛門、サントリーCCレモン、サントリー烏龍茶旧ボトル(〜2005.6)、サントリー烏龍茶新ボトル(2005.6〜)、アクエリアス、キリン小岩井ミルクとコーヒー、アサヒ十六茶、カルピスウォーター、大塚ポカリスエット、伊藤園お〜いお茶(ともに500ml)で試しましたが、だいたい全部のボトルでこの方式が使えました。伊藤園お〜いお茶350mlでもできました。丸ボトルもほとんどが使えるのですが、一部、誤差の大きいものがあるので角型ボトルのほうが安心です。(ただし、サントリーダカラは500ml角型ですが誤差が出ました)

使えないボトル
丸型ボトルのアサヒ三ツ矢サイダー、同じく丸型のコカ・コーラ一(はじめ)だと数ml程度の誤差が出ます。

※2007年以降、技術革新により、ペットボトルの形状を大きく変化させることができるようになりました。これに伴って、個性的な形状のボトルが増えており、この方法が使えないものが増えている可能性があります。上記で例示したボトルも、すべて2006年以前出荷分でしかテストしていません。伊藤園お〜いお茶のように、知らない間にボトルの形状が密かに微妙に変わっているものもありますのでご注意ください。

ほかにも内容量の表示のあるカップなどは使えると思いますのでご活用ください。なお、これらの容器は石油製品を入れるために作られたものではありませんので、長期間、ベンジンを入れたままにすると容器が腐食する可能性もありますので、計量以外には使わないほうが無難です。
サイト作者はヤクルト容器なんかでも試してみましたが、容器が溶けちゃってだめでした。(ペットボトルやキャップ、蒟蒻畑の容器はすぐには溶けませんでしたので、計量に使う程度なら平気だと思います)


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