火口触媒移植


HAKKIN換火口対応機種以外の機種を使っていて、HAKKIN換火口しか手に入らない場合、応急的にHAKKIN換火口で代用する方法を紹介します。
なお、この方法はメーカー非公認です。何かあっても誰も責任は負いませんのでご注意ください。可能な限り、純正専用火口を使ってください。


もくじ

その1 BM火口,こはる火口にHAKKIN換火口の触媒を移植する
昭和スライド式モデル火口にHAKKIN換火口の触媒を移植する part1
part2
その4 プラチナム火口にHAKKIN換火口の触媒を移植する


その1 BM火口,こはる火口にHAKKIN換火口の触媒を移植する

BM、こはるを利用中で、HAKKIN換火口しか手に入らない場合の応急対処法です。
BM火口で説明します。

まずHAKKIN換火口、BM火口を分解します。
火口裏の押さえ金具をピンセットなどで外し、次に触媒部を外します。
このとき、触媒部分(写真中段のモコモコした部分)には素手で触らないでください。(機能低下します)
左 : 新しいHAKKIN換火口 、 右 : 古いBM火口
LEFT : New #SB Burner , RIGHT : Old BM Burner
BM火口を裏返し、HAKKIN換火口の触媒部分を詰め込みます。
そして、BM火口に元からついていた押さえ金具を再びセットします。
BM火口の押さえ金具には向きがあります。V字型の切れ込み部が、火口のV字側になるようにします。
火口の端(写真の矢印部分)に触媒の端が来るように整形して完成ですBM火口は、ここに触媒が来ていないと点火不良を起こします。
※こはるの場合は関係ありません

※サイト作者の経験だと、BM火口は反応部分よりも点火する端の部分が先に劣化するようです。たぶんライターの火に直接当たっているせいだと思いますが。
このため、だめになったBM火口の触媒を3R火口に入れ替えると、何故かちゃんと使えることがあります。ただし、HAKKIN換火口よりBM火口のほうが若干小さいので、留め金具が機能しないとかありますが。

なお、この触媒移植火口はメーカー推奨の方式ではありませんので、できるだけ早めに専用火口(BM火口、こはる火口)を手に入れてください。


昭和スライド式モデル火口にHAKKIN換火口の触媒を移植する part1

恐らく、こんなことをやらなければならないという状況はほとんどありえないとは思いますが、やったらできたので紹介します。

HAKKIN換火口、当時の旧火口をピンセットでばらします。このとき、触媒部分(モコモコした部分)には素手で触らないでください。(機能低下します)
本当は当時の火口には針金で巻いた触媒部分があるのですが、この部分は不要です。
HAKKIN換火口の押さえ金具をペンチなどで上下に少し折り曲げます。
折り曲げた押さえ金具を、旧火口に無理矢理押し込みます。でも、HAKKIN換火口のほうが横幅が大きいので入りません。どう頑張っても、写真のように斜めにしか入りません。ひっくり返して押さえ金具が落ちないようならそれでいいことにして次に進みます。
HAKKIN換火口の触媒を、火口の上の部分からピンセットを使って入れます。
最後に、火口の真上にある押さえ金具を写真の↓方向に押しつぶし、触媒部分が飛び出さないようにします。
押さえ金具が斜めになってるので、触媒も当然、斜めです。
可能な限り、すぐにこはる火口を入手する準備をして、この方法で改造した火口は長くは使わないでください。

サイト作者はこれらの方法で改造した火口を使用し、ちゃんと発熱するところまでは確かめました。ただ、何度も書きますがこれらの方法は専用火口の入手が困難で緊急時以外はやる必要はないと思います。
数回使ったら触媒部が黒ずんで、点火時に煙が出たりもしました。恐らく、触媒部と綿の高さが合ってないんだと思います。

part2

そしてこちらは、それよりもっとおすすめできない方法です(だったら紹介するなよ....)。

HAKKIN換火口の底を、ペンチで矢印の方向に広げ、火口の底が黄色い長円のような形になるようにします。
このとき、触媒部と押さえ金具は外してから変形させたあとでつけたほうがやりやすいです。
すると、このように、昭和スライド式モデルにHAKKIN換火口が着きます。
しかしながら、形が微妙に合わないので、青矢印部分(クチの欠けた部分)が内側に曲がってしまい、こはる火口が着けられなくなってしまいます。また、よくよく見ると分かるとおり、この部分のめっきもはがれてしまいます。
さらに、火口自体も外れやすくなってしまいます。

こんないくつもの理由で、サイト作者はこの方式をおすすめしません。(だったら紹介するなよ)
この方式は、オリジナル火口も紛失している場合にちょっとだけ有効です。
何度も書きますが、可能な限り、すぐにこはる火口を手に入れる準備をしてください。


なお、#G火口モデルに関しては、HAKKIN換火口よりも触媒部分が大きいのでこれだけの方法では対応できません。HAKKIN換火口を2個以上用意することになると思います。


その4 プラチナム火口にHAKKIN換火口の触媒を移植する

サイト作者にはそんなことをやろうという考えが全く思いつかなかったのですが、やったらできましたので報告しておきます。

やり方はその1と全く同じです。ただし、触媒の大きさは全く同じですから、微妙な位置調節はする必要はありません。触媒を外したりつけたりするときに、決して電熱線に触れないようにする、というくらいが新たな注意点です。これで、わざわざ高くて入手が難しいプラチナム火口を探さなくても、電熱線が切れるまでは電池着火できます。もっとも、電熱線と火口のどちらのほうが寿命が長いのか微妙な気もしますが....(追記)2009年9月30日に、PLATINUM火口が製造終了になりました。が、この方法さえ使えば、電熱線が切れるまでは電池着火ができそうです。


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