1971年まで販売されていたモデルです。 現行STANDARD用交換パーツがすべて使えます。添付ベンジンカップ2杯(25ml)で24時間保温モデルです。火口は現行のHAKKIN換火口で代用できますが、若干高熱になるかもしれません。その場合、、フタにアルミテープを貼って温度を調節します。万一HAKKIN換火口がつかなかった、というときはこちらをごらんください。
この機種の出荷当時、ハクキンカイロは、旧型の「ハクキンカイロ」と新型「ハクキンカイロA」(エース)という2機種を平行して販売していました。高くても新型を欲しがる人と、使えればいいから安い旧型がいい、という人がいたので、それでも別に困らなかったのんきな時代です。しかし、製品名が1文字しか違わないので、旧型の「ハクキンカイロ」は箱の色から「赤函」、新型の「ハクキンカイロA」は「青函」と(ハクキン社内では)呼ばれています。青函という表記は、ハクキン公式サイトでも2004年6月までは残っていたのですがなくなってしまいました(話が脱線)。ハクキンカイロ(赤函)のページは.こちら。違いはこのページと比較してください。
「新UUユーダブル火口付」とありますが、これは、UU火口がさらに新しくなった新型UU火口のことで、A火口の別名です。
中古品なので、火口は付属のものが既に真っ黒だったため、全く同型の新品に替えてあります。
別珍袋はあまり色がきれいに出ていませんが、資料編各モデルの比較で撮影した青い袋です。同型という意味ではなく、同じ物体を撮影しました。
ベンジンカップは紛失していました。
側面です。
現在のモデルにだいぶ近い製品になっています。まず、本体・フタともに一体成型になっています。フタの孔雀の羽が11本で胴体にも穴があるのは現在のSTANDARDとは違いますが、穴の大きさはハクキンカイロ(赤函)よりさらに微妙に小さくなっているほか、上底の穴のあけ方も現行STANDARDと同じ4穴になっています。
火口は表に「ハクキン」,裏に「PAT. PEND.」の刻印があります。(ハクキンカイロ(赤函)にはPAT.PEND刻印はありません)火口の正面の形も微妙に違います。
参考
「ハクキンカイロA」が発売になる直前の青函です。まだUU火口付きですが、箱は青く、本体のつくりも全く同じです。このUU火口付き青函モデルにA火口をつけると、「ハクキンカイロA」(青函)と全く同じになってしまい、見分けることはできなくなります。
当サイトで単に「青函」とあったらA火口付きの「ハクキンカイロA」を指しますが、過渡期にはこういうモデルもあった、ということは紹介しておきます。
1.各モデルの比較 2.燃料及びオプション 3.非純正オプション 4.ナショナルカイロ 5.各モデル比較表
6.点火の様子 7.大正モデル 8.昭和初期モデル 9.ポケット暖 10.サンパッド
11.高温放熱型点火芯付 12.点火芯付A 13.こはる 14.コンパクト 15.ハクキンカイロA(赤函)
16.ハクキンカイロA(青函)
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